【9月17日 AFP】インド北部ダラムサラ(Dharamsala)を観光中の米国人女性(46)が、性的暴行を受けたとして男2人を告訴した。インドの警察当局が17日、述べた。

 女性は15日夜、ダラムサラの混雑した市場を歩いていた際に複数の男に襲われ、気を失ったという。

 ダラムサラはチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世が亡命政府を置き、チベット人社会が形成されていることで知られている。女性はインド各地を1か月間ほど旅行中で、1人でダラムサラを訪れていた。

 地元警察当局のアビシェーク・ドゥラー(Abhishek Dhullar)本部長はAFPに「女性は目覚めてから暴行されたことを理解し、われわれに届け出ることに決めたと話している」と述べ、「強姦(ごうかん)事件として受理し捜査を開始した。これまでに逮捕者は出ていない」と語った。

 警察当局は、女性の検査結果を待ちつつ、目撃者捜しと、事件付近の監視カメラの分析を進めている。事件当時、市場は買い物客や家族連れで混雑していたという。(c)AFP