【9月16日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2015)は15日、準々決勝の第2戦が各地で行われ、ガンバ大阪(Gamba Osaka)が3-2で韓国の全北現代モータース(Jeonbuk Hyundai Motors)に勝利し、2試合合計スコア3-2でベスト4入りを決めた。

 2008年大会王者のガンバは、後半ロスタイムも終わろうかという試合終了間際、途中出場の米倉恒貴(Koki Yonekura)が決勝点を奪い、広州恒大(Guangzhou Evergrande、中国)との準決勝に駒を進めた。

 初戦をスコアレスドローで終えて迎えた万博記念競技場(Expo '70 Commemorative Stadium)での第2戦は、2006年大会王者の全北現代が前半13分、レオナルド(Leonardo Rodrigues Pereira)のPKで先制した。

 しかしガンバも直後の前半14分、パトリック(Anderson Patric Aguiar Oliveira)のゴールで試合を振り出しに戻すと、後半の終盤には倉田秋(Shu Kurata)のミドルシュートが決まり、逆転に成功した。

 ところが後半43分、全北現代もウルコ・ベラ(Urko Vera)のヘディングシュートで同点に追いついた。アウェーゴールでの突破を引き寄せるゴールに、敵地に駆け付けた全北現代のファンは歓喜する一方、ガンバの選手たちは落胆した様子をみせ、勝負はこれで決したかにみえた。

 それでも、2014年シーズンに国内3冠を達成したガンバは、迎えた後半ロスタイム3分、米倉が起死回生の決勝ゴールを決めて、劇的な逆転勝利を収めた。

 エースの宇佐美貴史(Takashi Usami)を出場停止で欠きながら勝ち上がったガンバは、準決勝でルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督率の率いる広州恒大と対戦する。

 広州恒大は前日に行われた試合で、柏レイソル(Kashiwa Reysol)を退けて4強入りを決めている。

 準々決勝のもう1試合では、アル・アハリ(Al-Ahli Club、UAE)が2-1でナフト・テヘランFC(Naft Tehran FC、イラン)を退け、2戦合計スコア3-1でベスト4入りを果たした。

 前半にロドリゴ・リマ(Rodrigo Lima)、後半にアハメド・ハリル(Ahmed Khalil)がゴールを決めて2点を先行したアル・アハリは、相手の反撃をバヒド・アミリ(Vahid Amiri)の1点に抑えて勝利した。(c)AFP