【9月15日 AFP】西アフリカのシエラレオネで13日、16歳の少女がエボラ出血熱で死亡した。同国での破壊的流行がようやく終息したとする楽観的見方を打ち砕く出来事だ。

 当局によると、この少女は隣国ギニアと国境を接する北部ボンバリ(Bombali)地区の都市マケニ(Makeni)で死亡したという。同地区ではそれまで6か月近く、エボラ患者は1人も記録されていなかった。

 少女の死の2週間前には、隣の地区で67歳の食品業者の女性がエボラ出血熱で死亡した。だがシエラレオネ国立エボラ対策センター(National Ebola Response CentreNERC)は、これら2件の死亡の関連を否定している。

 8月24日、アーネスト・バイ・コロマ(Ernest Bai Koroma)大統領は、シエラレオネで当時判明していた最後のエボラ患者のマケニの病院からの退院を祝う式典を主催した。

 シエラレオネではそれまでの2週間以上、エボラ熱の新規感染は確認されておらず、隣国のリベリア同様、エボラ終息宣言への秒読み段階に入っていた。エボラ出血熱が流行した西アフリカ諸国のうちで、依然感染者が出ているのはギニアのみとなっていた。

 世界保健機関(World Health OrganizationWHO)は、新規感染者が42日間確認されなければ、国や地区でのエボラ終息を宣言できるとしている。

 だが、エボラウイルスは体液、特に精液中で数か月間にわたり生存可能なため、感染リスクは依然として残っている可能性があると専門家らは主張する。

 AFPの取材に応じた住民の話によると、今回死亡した少女は8日に症状を訴えていたが、12日になってようやく入院したという。

 NERC地方支部の広報担当者によると、少女の両親、教師、クラスメートらについては現在、経過観察中という。また少女が最近、地区の外に出たことはなかったという。(c)AFP