【9月14日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2015)第13戦のサンマリノGPは13日、MotoGPクラスの決勝が行われ、昨季王者レプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)が優勝を飾った。

 雨の降っていたコースが乾いていく中で、スリックタイヤへの変更を決断したマルケスは、モンスター・ヤマハ・テック3(Monster Yamaha Tech 3)のブラッドリー・スミス(Bradley Smith)、マークVDS(EG 0,0 Marc VDS)のスコット・レディング(Scott Redding)の英国勢2人を抑え、今季4勝目を挙げた。英国人ライダー2人が同時に表彰台に上がったのは、1979年以来となっている。

 一方、総合争いで首位に立つモビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)は残り7周目までレースを引っ張っていたものの、そこでウエットタイヤからドライタイヤへの乗り換えに失敗し、マルケスにトップの座を譲った。

 結局5位でレースを終えたロッシだったが、総合2位につけるチームメートのホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo、スペイン)がクラッシュしたためそのポイント差は23に広がった。今季残り5戦として、マルケスがロッシと63ポイント差の3位につけている。(c)AFP