【9月12日 AFP】2016年米大統領選の共和党候補者指名争いに名乗りをあげていたリック・ペリー(Rick Perry)前テキサス(Texas)州知事が11日、選挙活動を中止することを発表した。混戦状態となっている今回の同党候補者指名争いで活動を中止したのは同氏が初。

 次期大統領選で共和党からは17人が名乗りを上げ、同氏は支持率で13番目につけていたペリー氏は、ミズーリ(Missouri)州セントルイス(St. Louis)で開かれた公開討論会で、「本日、私は米大統領選の選挙運動を中止する」と発表し、「国民や保守派の要請に耳を傾けている限り、わが党は安泰だ。それが分かっているので、私は退く」と述べた。

 ペリー氏は、同じく大統領選に共和党から立候補している不動産王のドナルド・トランプ(Donald Trump)氏と、公然と対立した候補者の一人だった。対立候補をあざけるトランプ氏のふてぶてしい態度や性格は、次期大統領選で話題をさらっている。

 ペリー氏は7月に、トランプ氏は「保守主義のがんであり、狭量な政治活動に転移しかねない」と激しく非難していた。(c)AFP