ブシャールが更衣室で倒れ頭部を負傷、ダブルス2試合を棄権 全米オープン
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【9月6日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2015)の女子シングルスで、4回戦に進出したユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)が、更衣室で倒れて頭を負傷し、女子ダブルスと混合ダブルスを棄権すると表明した。
モントリオール(Montreal)出身の21歳は、4日の夜に倒れると、医療スタッフのアドバイスを受けて5日に予定されていたダブルス2試合を棄権した。
大会ディレクターのデビッド・ブルーワー(David Brewer)氏は、「全米オープンの医療スタッフが、今後もけがの確認を続けます」としており、「シングルスを続行するかは、今のところまだ分かっていません。ブシャール選手については、状態の確認と治療を続行していくことになります」と述べている。
ブシャールは、混合ダブルスでニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)と、女子ダブルスでエレナ・ベスニナ(Elena Vesnina、ロシア)とそれぞれペアを組み、3種目で勝ち残っている唯一の女子選手となってた。
シングルスでは、6日に行われる4回戦でロベルタ・ビンチ(Roberta Vinci、イタリア)と対戦することになっており、2週間前のコネティカット・オープン(Connecticut Open 2015)の雪辱を期している。
ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)で準優勝を果たすなど、飛躍した2014年とは打って変わって、ブシャールにとって今シーズンは波乱の連続となっている。
全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)で8強入りを果たし、まずまずの滑り出しを見せた今季のブシャールだが、全仏オープンテニス(French Open 2015)とウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)では初戦敗退に終わり、ここまで12勝17敗と苦しんでいる。また、連勝を飾るのも3月以来の出来事だった。(c)AFP