【9月5日 AFP】トルコの浜辺に打ち上げられた遺体の写真で世界中に衝撃を与えたシリア移民の男児、アイラン・クルディ(Aylan Kurdi)君(3)の葬儀と埋葬式が4日、故郷のシリア・アインアルアラブ(Ain al-Arab、クルド名:コバニ、Kobane)で営まれた。

 地元記者によると、アイラン君は父親のアブドラ・クルディ(Abdullah Kurdi)さんの手で、やはり水死した母親のリアナ(Rihana Kurdi)さんと兄のガレブ(Ghaleb Kurdi)君(4)と共にコバニの墓地に埋葬された。

 アブドラさんは「誰も責めない。私のせいだ」「一生、この代償を支払っていく」などと参列した人々に語ったという。

 この記者によれば、「アイラン」はクルド語で「象徴」の意。亡くなった3人は「戦争を逃れようとして命を落としたコバニの殉教者」としてたたえられたという。(c)AFP