【8月28日 AFP】レース中の事故で頭部に重傷を負い、37歳の若さでこの世を去ったインディカードライバーのジャスティン・ウィルソン(Justin Wilson、英国)を弔うため、27日、共に戦った同僚たちが米カリフォルニア(California)州サンフランシスコ(San Francisco)のゴールデンゲートブリッジ(Golden Gate Bridge)を走行した。

 ウィルソンの死は、ソノマ・レースウエー(Sonoma Raceway)で行われるシーズン最終戦に影を落とし、インディカーの安全対策に疑問を投げかけている。

 ウィルソンのマシンを操縦し、行列を先導したマルコ・アンドレッティ(Marco Andretti、米国)は、「ジャスティンの車で橋を渡ることで、とても感傷的な気分になった」とツイッター(Twitter)に投稿している。

 事故現場で対応にあたった2台のセーフティーカーは、ジャスティン・ウィルソンの旗を掲げて走行した。

 ウィルソンはレースが行われた23日、米ペンシルベニア(Pennsylvania)州のコースで、終盤にクラッシュを起こした選手のマシンの破片が頭部に当たり重傷を負った後、病院に搬送されたものの、意識を取り戻すことなく翌日に息を引き取った。(c)AFP