【8月27日 AFP】フランス・リーグ1のASモナコ(AS Monaco)は26日、スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)からファビオ・コエントラン(Fabio Coentrao)を期限付きで獲得すると発表した。またモナコに所属する、ライヴィン・クルザワ(Layvin Kurzawa)のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)移籍も決まった。

 ポルトガル代表としても50試合に出場しているコエントランは、現在27歳。4年間プレーしたポルトガルのベンフィカ(Benfica)などを経て、レアルで4シーズンを過ごしたが、存在感を示せなかった。コエントランは、27日にメディカルチェックを受ける予定となっている。

 一方、PSGを率いるローラン・ブラン(Laurent Blanc)監督は同日、クルザワの加入を認め、同時にPSGで左SBを務めたリュカ・ディニュ(Lucas Digne)は、ASローマ(AS Roma)への期限付き移籍が決まった。

 フランス代表で2試合に出場している22歳のクルザワの加入について、ブラン監督はラジオ局フランス・ブリュ(France Bleu)の番組で、「繊細かつ難しいケースだった。PSGと優勝争いをする、モナコの選手の話だからね」と話した。

「交渉は難航したが、とても良い選手を獲得できる。まだ若く、PSGにとって面白い可能性を秘めた選手だ」

 報道によれば、クルザワの移籍金は2400万ユーロ(約33億円)ほどで、契約期間は5年だという。前日に第2戦が行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)のプレーオフで、モナコがバレンシア(Valencia CF)に敗れて本戦出場を逃したことが、移籍の決め手になったとみられている。(c)AFP