【8月25日 AFP】米西部ワシントン(Washington)州で発生した一連の森林火災が同州史上最大規模にまで拡大している。米国全体でも今年は史上最悪の火災年となっており、同州以外にも多くの州が記録的な森林火災に見舞われている。

 同州北中部で発生した「オウカノガン複合火災(Okanogan Complex Fire)」と呼ばれる森林火災は、昨年発生した記録的な「カールトン複合火災(Carlton Complex Fire)」をすでに越えていると、米森林局(US Forest Service)消防担当報道官のマイク・フェリス(Mike Ferris)氏はAFPに語った。

 全米省庁合同火災センター(National Interagency Fire CenterNIFC)によると、オウカノガン火災の鎮火は10%にとどまり、焼失面積は10万4000ヘクタール以上に拡大している。先週は一部の消火に当たっていた消防士3人が死亡し、4人目は重体となっている。現在は1250人が消火活動にあたっている。(c)AFP/Veronique DUPONT