【8月26日 AFP】米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)が公開した恒星「Hen 2-427(別名:WR 124)」と、それを取り巻く星雲「M1-67」の画像。地球から1万5000光年離れた「いて座」の領域にあり、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope)によって撮影された。

 爆発が起きているようなこの画像の中心で明るく輝いているのがHen 2-427。これは、ガスを大量に激しく噴き出している超高温の「ウォルフ・ライエ(Wolf–Rayet)星」。周辺の高温のガスの塊は時速約15万キロのスピードで宇宙空間に吐き出されている。

「M1-67」は、およそ1万年ほど前に誕生した天文学的にはかなり若い天体だ。(c)AFP