【8月24日 Relaxnews】旅行ガイドブック大手ロンリープラネット(Lonely Planet)は、世界の究極の観光地ベスト500を発表した。見事1位に選ばれたのは、カンボジアが誇る巨大寺院群「アンコール(Angkor)遺跡」だった。

 国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産にも登録されているアンコール遺跡は、1000を超える寺院や祭壇、聖廟からなる遺跡群で、世界を駆け巡るロンリープラネットの選考陣によって、必ず訪れるべき世界の観光地のトップにふさわしいと判断された。

 2位には、オーストラリア北東部のクイーンズランド(Queensland)州沖にあるグレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)が選ばれた。サンゴ礁としては世界一の規模を誇り、その姿は宇宙からも確認できるという。ロンリープラネットは、空からでも水中からでも、間違いなく訪れるべき価値があると評している。

 3位には、南米ペルーのアンデス(Andes)山脈にそびえ立つ、インカ(Inca)帝国の都市遺跡マチュピチュ(Machu Picchu)が選ばれた。南北米大陸からは他にもトップ20に、米国のグランドキャニオン国立公園(Grand Canyon National Park)が6位、ブラジルとアルゼンチンの国境に位置するイグアスの滝(Iguazu Falls)が8位、グアテマラの熱帯雨林地帯にある都市遺跡ティカル(Tikal)が14位、エクアドル沖のガラパゴス諸島(Galapagos Islands)が19位でそれぞれランクインしている。

 トップ5の締めくくりとなる4位と5位には、再びアジアの観光地がランクイン。北方からの侵略を防ぐために建造された中国の「万里の長城(Great Wall of China)」が4位に、インド・アグラ(Agra)にある白い大理石造りの墓廟「タージ・マハル(Taj Mahal)」が5位に選ばれた。

 一方で、トップ20にランクインしたアフリカと欧州の観光スポットはごくわずかにとどまった。アフリカからはモロッコ・フェズ(Fez)の旧市街のみが11位に選出。欧州からは7位にイタリア・ローマ(Rome)のコロッセオ(Colosseum)が、9位にスペイン・グラナダ(Granada)のアルハンブラ(Alhambra)宮殿が選ばれた。(c)Relaxnews/AFPBB News