【8月23日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)の汚職問題を受け、その改革委員会の委員長に指名されたスイスの弁護士フランソワ・カラード(Francois Carrard)氏は、ジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長が「不当な扱い」を受けていると述べた。

 23日付のスイスの週刊紙ル・マタン・ディマンシュ(Le Matin Dimanche)に対しカラード氏は、「彼の扱いという点で不当な点がある。これは独立した立場から述べている」と語った。

「やり玉に上げられている。ミスを犯したのは確かだが、積極的な貢献も果たしている」

 ブラッター会長は不正行為を否定しているが、カラード氏は不正の小さな証拠も目にしてはいないと同紙に語り、その主張を支持している。

「われわれは汚職について話をしている。米国のすべての訴状が手元にあるが、その中では彼に対しては一言も言及されていない。現状ではブラッターが汚職に荷担していることを示すものを私は知らない」

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