【8月23日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)は開幕戦のメンバーから外れたものの、22日に約2週間ぶりの練習復帰を果たした。

 ネイマールは耳下腺炎(おたふくかぜ)にかかっていた。バルセロナのルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、プレシーズンの大半を逃したネイマールが期待に添えるレベルを取り戻すには時間がかかると考えている。

「今日が彼の初日だ。これからプレシーズンを始めるようなもの。起用できるかを判断するのは、彼の状況次第になる」

 リーグ連覇を狙うバルセロナは、23日のリーグ開幕戦で再びサン・マメス(Estadio San Mames)を訪れる。欧州王者のバルセロナは15日に同スタジアムで行われたスペイン・スーパーカップ2015(Spanish Super Cup 2015)第1戦で、アスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に0-4の大敗を喫している。

 さらにスーパーカップの第2戦で退場処分を受けたジェラール・ピケ(Gerard Pique)が4試合の出場停止処分を受けており、バルセロナが抱える守備陣の問題は深刻化している。

 厳しいシーズン序盤を迎えているバルセロナだが、エンリケ監督は自分たちがタイトル候補の筆頭だとの見解を示している。

「現時点では本命だと思う。現王者だからね」

「とはいえ、3、4チームがタイトルを争うことになる非常に厳しいリーグ戦になるだろう」

 バルセロナは移籍禁止処分のため、今オフに獲得したアルダ・トゥラン(Arda Turan)やアレイクス・ビダル(Aleix Vidal)を来年1月まで起用できないことになっている。

 さらにはペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)がチェルシー(Chelsea)に移籍しており、チームの戦力は落ちている。

 それでもエンリケ監督は、クラブは1月にペドロに代わる戦力と契約するだろうと明かしている。

「ペドロは退団したいと言っていた。そうなるであろうことは見当がついていた。代役については探している最中だ」

(c)AFP