【8月23日 AFP】(一部更新)英南部ショーハム・バイ・シー(Shoreham-By-Sea)で22日、航空ショーでデモ飛行中だった戦闘機が幹線道路に墜落し、地元救急当局によると7人が死亡した。パイロットは重体だという。

 墜落したのは、軍の戦闘機としては役目を終えている1950年代のホーカーハンター(Hawker Hunter)で、「ショーハム航空ショー(Shoreham Airshow)」に参加していた。デモ飛行中、道路に墜落し、車数台を巻き込んで炎上。現場からは黒煙が立ち上った。墜落現場の道路はイングランド(England)南東部沿岸を走る幹線道路のA27。

 墜落の瞬間をとらえた映像では、戦闘機はループ飛行を披露するため鋭角で急上昇したのち回転し降下したが、機体が上がらず、そのまま道路に墜落し、道路脇の茂みに突っ込んだ。パイロットが射出座席で脱出した様子はない。

 サセックス(Sussex)警察によると、パイロットは空路で病院に搬送されたが重体だという。パイロットが機体から脱出したのかどうかは不明。

 警察当局によると、これまで分かっている範囲では死者は全員、道路にいた人々とみられるという。現在も現場を調べているが、新たに犠牲者が発見される可能性もあるという。

 この事故では他に14人が負傷し、うち4人が病院に搬送された。(c)AFP