元ベアーズのQBクラマー氏が自殺未遂、米報道
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【8月21日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のシカゴ・ベアーズ(Chicago Bears)などでQBとしてプレーしていたエリク・クラマー(Erik Kramer)氏が、銃で自殺を図ったものの未遂に終わり、治療を受けていると、20日に同国メディアが報じた。
事件は18日、ロサンゼルス(Los Angeles)から北西に50キロのカラバサス(Calabasas)のモーテルで起きた。
警察は、50歳のクラマー氏の様子を確認してほしいとの通報で現場に駆け付けたという。
現役時代はデトロイト・ライオンズ(Detroit Lions)、アトランタ・ファルコンズ(Atlanta Falcons)、そしてサンディエゴ・チャージャーズ(San Diego Chargers)にも所属していたクラマー氏の自殺未遂について、元妻のマーショーン・クラマー(Marshawn Kramer)さんは米NBCニュース(NBC News)に対し、うつ病と頭部のけがが原因だと明かした。
5年前にクラマー氏と離婚したマーショーンさんはまた、同局の取材に対し、「彼は本当に素晴らしい人で、美しい心の持ち主でしたが、シカゴ・ベアーズに所属していた時から、うつ病に悩まされていました」と話している。
「彼は私と結婚していた時とは、まったく別人です。フットボールで負傷していなければ、エリクと私はまだ一緒にいたはずです」
クラマー氏は、NFLでの13年間で、計1317本のパスを成功させて1万5337ヤードを稼ぎ、計92本のタッチダウンパスを通しているほか、ランでも217ヤード、5度のタッチダウンを記録している。
2011年には元夫妻の息子グリフィン(Griffen Kramer)さんがヘロインの過剰摂取で亡くなっている。グリフィンさんは当時、サウザンドオークス(Thousand Oaks)高校のフットボール部でQBとしてプレーしていた。(c)AFP