【8月20日 AFP】(写真追加)米ミズーリ(Missouri)州セントルイス(St. Louis)で19日、黒人少年(18)が複数の白人警官ともめた末に射殺され、抗議のため集まった人々を警察が催涙ガスで解散させる騒ぎとなった。

 警察は、死亡した少年が警察官に銃口を向けたと主張している。セントルイスは昨年黒人青年が白人警官に射殺されて、全米に怒りの抗議が広がった同州ファーガソン(Ferguson)に近い。

 セントルイス警察のサム・ドットソン(Sam Dotson)署長によると、事件後に現場近くに集まった人たちが警官隊に向けて瓶やレンガを投げつけ交差点に居座ったため、警察は催涙ガスを使って群衆を交差点から排除した。9人が逮捕され、その後、秩序は回復されたという。

 地元紙セントルイス・ポスト・ディスパッチ(St Louis Post-Dispatch)は、捜査令状を執行中の警察官2人に少年が銃を向け、2人の警察官が発砲して少年を射殺したと報じている。同紙によれば発砲した警察官は2人とも白人で、射殺された少年は黒人だったという。(c)AFP