【8月21日 AFP】テニス、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2015)は20日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-4、2-6、6-3のフルセットで第13シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)に勝利すると、史上初のATPワールドツアー・マスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)全制覇に向けてまた一歩前進した。

 第2セットを落としたジョコビッチは、第3セットでも2ブレークダウンまで追い込まれるが、ラケットを破壊しながらもゲームカウントを3-3に戻し、約1時間45分で白星を挙げた。

 7度のダブルフォールトを犯し、5度のブレークを許しながらも勝ち上がったジョコビッチは、「第1セットは好調だったけど、その後の45分間で起こったことは思い出したくもない」と試合を振り返った。

 ジョコビッチは、「幸運なことにここから巻き返して、穴から抜け出すことができた」としたものの、コンディション調整に苦戦したことを認め、「コートの状態が読めない。サーブや、ボールのコントロールが難しく、すぐに空を切って飛んで行ってしまう」とコメントした。

 ジョコビッチは、準々決勝で第5シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)と対戦する。(c)AFP