【8月20日 AFP】中国の北京(Beijing)で22日から30日にかけて開催される第17回世界陸上(15th World Athletics Championships Beijing)で、AFPが注目する若手選手5人を紹介する。

■サニブラウン・アブデル・ハキーム(Abdul Hakim Sani Brown、日本):男子短距離

 日本人の母親とガーナ人の父親の間に生まれた福岡県出身のサニブラウンは、これからの短距離界に旋風を巻き起こすこと間違いなしの存在だ。

 現在は東京都の高校に通うサニブラウンは、7月にコロンビアのカリ(Cali)で行われた世界ユース選手権(9th IAAF World Youth Championships 2015)で100メートルと200メートルの2冠を達成し、わずか16歳で脚光を浴びた。

 タイムはそれぞれ10秒28と20秒34となっており、特に200メートルではウサイン・ボルト(Usain Bolt)の記録を上回り大会新記録だった。

 これで世界陸上の代表入りを決めたサニブラウンは、日本代表の史上最年少選手として今大会の200メートルに出場する。サニブラウンはまた、4×100メートルリレーにもエントリーしている。