【8月20日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフェラーリ(Ferrari)は19日、キミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)との契約を2016年まで延長したと発表した。

 これにより、フェラーリは来季もライコネンとセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)の2人でシーズンに臨むことになる。

 2007年に年間王者に輝いたライコネンは、昨季からフェラーリに復帰したが、今季はここまで平凡な結果しか残せておらず、フェラーリが別のドライバーを探しているとのうわさも出ていた。

 フェラーリの親グループであるフィアット(Fiat)のセルジオ・マルキオーネ(Sergio Marchionne)最高経営責任者(CEO)はこの夏、去就は本人次第と話しており、この言葉は、走りを改善せよというライコネンへの明確なメッセージだと解釈されていた。

 それでもフェラーリはこの日、短い声明を発表し、ライコネンと「技術面、レース面での契約」を更新したと明かした。

 ライコネンはチームが出した声明で、新たなチャンスをもらったからには、チームの力になれることを証明したいと決意を示した。

「何と言ったらいいか。私にとって、もう1年フェラーリに残れるというのは、夢が続くことを意味する。いつも言っている通り、スクーデリアは私の家族だし、ここでキャリアを終えたい」

「かつてないほどにやる気は高まっているし、チャンスをくれた人たちにありがとうと言いたい」

 レッドブル(Red Bull)が圧倒的な強さをみせていたここ数年、フェラーリは低迷が続いていた。その流れに歯止めをかけるべく、レッドブルからベッテルを招き入れた。

 するとベッテルは年間優勝争いに食い込み、現時点で合計202ポイントを獲得しているメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)、同181ポイントのニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)に次いで、160ポイントで年間3位につけている。

 その一方でライコネンは、76ポイントの年間5位と、可もなく不可もない成績にとどまっており、マウリツィオ・アリバベーネ(Maurizio Arrivabene)代表は、チームの信頼に応えなくてはならないと話している。

 アリバベーネ代表は、「キミとの来シーズンまでの契約延長が、チームにさらなる安定をもたらすと信じている。それがわれわれの指針だったし、キミとセブの関係が非常に良好だったことも考慮した」と話した。

「われわれとしては、この契約更新で、キミへの絶大な信頼を示せたと思っている。その信頼が十分に報われることを期待したい」

(c)AFP