【8月25日 AFP】米グーグル(Google)は、屋根への太陽光パネル設置に投資する価値があるかどうかを試算する「プロジェクト・サンルーフ(Project Sunroof)」を開始した。

 現在はカリフォルニア州サンフランシスコ(San Francisco)周辺と同フレズノ(Fresno)周辺、そして米マサチューセッツ(Massachusetts)州ボストン(Boston)周辺で、このオンラインツールを利用することができる。

 グーグルのエンジニア、カール・エルキン(Carl Elkin)氏はブログで、このオンラインツールは、衛星写真閲覧サービスのグーグルアース(Google Earth)で使用されているのと同じ「高解像度衛星写真を使い、はしごを使うことなく、あなたの家の屋根の太陽光エネルギーの潜在能力を計算する手助けをする」と説明している。

 エルキン氏はさらに「(プロジェクト・サンルーフのウェブサイトは)あなたの家の屋根の向いている方向や、木や周囲の建物が作る影、地元の天候パターンなどの要素を考慮し、1年を通じて屋根に照射される太陽光の量を計算し」「これらの情報を全て組み合わせて、太陽光パネル設置で節約できる金額を試算する」と語った。

 このサービスは地元の太陽光パネル事業者への紹介もするという。

 エルキン氏によると、プロジェクトの目的は消費者の不安を払しょくし、二酸化炭素(CO2)排出量の削減につながるグリーンエネルギーの利用を奨励することだ。(c)AFP