【8月19日 Relaxnews】新しい空港に、ヒルトン(Hilton)やクラウンプラザ(Crowne Plaza)などの高級ホテル、新しいウェブサイト──中東における新たな観光目的地となることを目指す中東オマーン南部ドファール(Dhofar)特別行政区の中心都市サラーラ(Salalah)を紹介しよう。

■サラーラ
 サラーラを訪れたら、アル・ハファ(Al Hafah) のスーク(市場)は外せない。お土産としておすすめなのはお香(乳香)だ。建築物が好きな人はスルタン・カブース・グランド・モスク(Sultan Qaboos Mosque)の白さと、礼拝の間にあるクリスタルのシャンデリアに驚かされるだろう。預言者ウムラン(Umran)の墓の30メートルにも及ぶ石棺も必見だ。

■アル・バリード(Al-Baleed)古代遺跡
 サラーラを訪れたなら、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産に登録されているアル・バリード(Al-Baleed)の古代遺跡にも足を伸ばしたい。アラビア海(Arabian Sea)に面した古い港町は、乳香交易の重要な拠点だった。興味のある方は乳香博物館に立ち寄ってみてはいかがだろう。

■ラザ・スプリング(Raza Spring)へピクニック
 驚きかもしれないが、オマーンでも緑の景色の中で休憩することもできる。サラーラの東30キロに同地域で最も印象的な滝がある。草が生い茂るほどの湿度があり、ピクニックにはもってこいだ。

■アラビア砂漠(Arabian Desert )でのドライブとキャンプ
 砂漠の入り口に位置するドファール地域は、モータースポーツにも最適だ。パリ・ダカール・ラリー(Paris-Dakar Rally)のように四駆やバイクで走行することができる。

■ホエール&ドルフィン・ウオッチング、ウミガメの出産を目撃
 アラビア海には20種類ものクジラが生息し、ボートツアーが出ている。イルカはビーチのすぐ近くまでやってくる。またドファールの沿岸全域では、ウミガメの産卵をみれる可能性がある。さらに運が良ければ、ふ化したばかりのウミガメの赤ちゃんを目撃できるかもしれない。

■食事
 オマーンはイエメン、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビア、そして少し距離はあるが、インドとの中間に位置しているので、それぞれの国の調理法から影響を受けた料理が楽しめる。

 オマーンの政府観光局はこのほど、ドファールの観光促進を目的に新しいウェブサイトを立ち上げた。(c)Relaxnews/AFPBB News