グアナバラ湾でセーリングの五輪プレ大会―ごみ袋が絡まる選手も
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【8月16日 AFP】ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のグアナバラ湾(Guanabara Bay)で15日、リオデジャネイロ五輪のセーリング競技のプレ大会が行われ、世界一流の選手たちが手ごわい風、海流、そして浮かぶごみと格闘した。
今回のテスト大会は22日まで実施される予定で、世界52か国、339人の選手が参加している。そして1年後の五輪でも、ほぼ同じ顔触れがメダルを争うとみられている。
大会が開幕したこの日は、五輪で採用される7種目にも入っているRS:X級(ウィンドサーフィン)とレーザー・ラジアル級のレースなどが行われ、ポン・ジ・アスーカル(Sugarloaf Mountain)の崖下にカラフルな帆が並んだ。
レースが開催できる海洋条件が限られるため、開催都市の中心部から遠く離れた場所や、別の都市で実施されることもあるセーリング競技は、華やかな五輪の中でも常に日陰の存在だった。それは、2012年のロンドン五輪でも変わらなかった。
しかし、今回の五輪ではセーリング競技もスポットライトの下で行われ、出場選手はそのことに興奮している。
ロンドン五輪のフィン級で銅メダルを獲得したジョナサン・ロベール(Jonathan Lobert、フランス)は、グアナバラ湾について「これまでの五輪で最高の会場です」と語った。
「開催都市の中心部で競技ができるんだから、このスポーツにとってはすごくいいことですよ。セーリングはいつも、少し遠くでやりますからね」
今回のプレ大会では、比較的に波の穏やかなコースと、波が大きいやや沖に設置されたコース、計6つのコースがテストされる。