【8月16日 AFP】(記事更新)米大リーグ(MLB)、マイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)のイチロー(Ichiro Suzuki)が15日、日米通算4192安打目を放った。

 北米での通算3000安打という偉業を目指す中、イチローがリーグを代表する好打者の記録を抜いた。

 前日敵地で行われたセントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)戦の5回表に大リーグ通算2913本目の安打を記録していたイチローは、この日もカージナルスを相手に初回に安打を放ち、これが日米通算4192本目の安打となった。

 この合計安打数でイチローは殿堂入りしたタイ・カッブ(Ty Cobb)氏を抜き、通算4256本の歴代最多安打記録を持つピート・ローズ(Pete Rose)氏に次ぐ2位に浮上している。

 プロ野球での通算安打数を1278本とした後、2001年にシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)に入団したイチローはローズ氏の最多記録にあと64と迫っているものの、この記録は日米通算のため大リーグの公認とはならない。

 マーリンズのチームメート、コール・ギレスピー(Cole Gillespie)は14日、「(安打数は)イチローのキャリアがどういったものなのかを示しているんだ。彼は殿堂入り選手だと思うし、今後のキャリアの中でまた偉業を達成するに違いない」とコメントしている。

 その中の一つが大リーガーの3000本安打クラブとなっている。この記録達成までの安打数は86となっているが、北米で16年目シーズンとなる来季まで達成はお預けとなりそうだ。

 今季マーリンズでは常時出場のない41歳のイチローは、109試合終えて69安打(14日現在)を放っている。

 イチローは2001年に年間最優秀選手賞(MVP)を受賞、2004年には大リーグ年間最多安打記録となる262安打を放っている。(c)AFP