【8月17日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2015)第11戦のチェコGPは16日、MotoGPクラスの決勝が行われ、モビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo、スペイン)が優勝を果たした。

 この結果、ロレンソはチームメートのバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)と並び、総合首位に浮上している。

 昨季の年間王者で、第9戦から2連勝していたレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)は2位でフィニッシュし、ロッシは3位に入った。

 今季獲得したポイントを211に伸ばし、年間優勝争いでロッシとともにトップに立ったロレンソだが、今季の優勝回数では、ライバルのロッシが挙げた3勝を上回る5勝を記録している。

 一方、シーズン序盤で出遅れたマルケスは、合計159ポイントの総合3位にとどまっている。

 今大会のロレンソは、フリー走行から圧倒的な速さをみせつけると、15日の予選でもコースレコードをたたき出しており、ホンダ以外の選手がチェコGPを制したのは、自身が優勝した2010年以来となっている。

 4位にはドゥカティ(Ducati Team)のアンドレア・イアンノーネ(Andrea Iannone、イタリア)が入り、前年覇者でレプソル・ホンダのダニ・ペドロサ(Dani Pedrosa、スペイン)は5位、そしてドゥカティのアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)が6位と続いた。(c)AFP