【8月15日 AFP】スペイン・スーパーカップ2015(Spanish Super Cup 2015)は14日、サン・マメス(Estadio San Mames)で第1戦が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)が0-4でアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に敗れた。

 ミケル・サン・ホセ(Mikel San Jose)が先制点を挙げたビルバオは、アリツ・アドゥリス(Aritz Aduriz)がハットトリックを達成し、第2戦に向けて大きなリードを奪った。

 バルセロナは、11日に行われたUEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup 2015)で延長の末に5-4でセビージャFC(Sevilla FC)を下し、今年4つ目となるタイトルを手にしていた。

 しかし、この影響もありメンバーを落としたバルセロナは序盤からビルバオに試合の主導権を握られた。

 ビルバオは前半13分、バルセロナのGKマルクアンドレ・テル・シュテーゲン(Marc-Andre ter Stegen)がヘディングでクリアしたボールをハーフウエーラインを越えてすぐのところで拾ったサン・ホセが、ボレーシュートを蹴り込み先制。さらに、アドゥリスが後半の15分間で3得点を挙げた。

 バルセロナの守備の欠陥は、4-1のリードを失ったセビージャ戦でもあらわになっており、この一戦で同点に追いつかれたことで迎えた延長戦で体力を消耗することになった。

 ジェラール・ピケ(Gerard Pique)らレギュラー選手4人が休養したバルセロナの守備陣はさらに壊滅的な状況となり、この日はリオネル・メッシ(Lionel Messi)らの援護もなかった。バルセロナの2試合連続4失点は、14年ぶりとなっている。

 ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)元監督の下で達成した年間6冠を目指すバルセロナだが、17日にカンプ・ノウ(Camp Nou)で行われる第2戦は厳しい戦いとなる。(c)AFP