【8月14日 AFP】中国北部の港湾都市・天津(Tianjin)で12日深夜に発生した爆発事故で、消火活動や爆発の原因となった危険化学物質の特定が急がれるなか、19歳の消防士が14日朝、がれきの下から救出された。

 救出されたZhou Tiさんは胸部を負傷しているが、容体は安定しているという。

 天津市当局によると、事故で少なくとも50人が死亡し、700人以上が負傷、数十人が依然として行方不明になっているという。

 新京報(Beijing News)は当初、少なくとも700トンのシアン化ナトリウムを含む危険物が現場に貯蔵され、有毒の化学物質が近隣の配水管から検出されたと報道。しかし14日に入り、新京報のウェブサイトからはその記事が削除されており、中国当局が報道の取り締まりを強化しているとの疑いが出ている。(c)AFP/Benjamin HAAS