ワウリンカ中傷のキリオスに罰金1万ドル、正式に謝罪 ロジャーズ・カップ
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■ジョコビッチ「自業自得」
世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、キリオスへの処分について自業自得だとコメントしている。
「あの発言は、どんな理由があろうと許されない。罰金処分は自業自得だ」
「彼は苦い経験をして学ぶだろう。もう二度とこのようなことが起こらないよう願っている」
全仏オープンテニス(French Open 2015)覇者のワウリンカは、キリオスの発言に激怒していた。
ワウリンカはツイッター(Twitter)上で、「コート内外のどちらであっても、ああいう態度を取るべきではない。統括団体がこんなものに味方せず、僕らが努力して築き上げてきたテニスの威厳を保つため、立ち上がってくれることを願っている」と憤りをあらわにした。
「同僚のアスリートが、想像もつかないような無礼な行動を取ったことに、ひどく失望している」
「どんなに嫌いな相手であっても、あんなことは言わないよ。あんな意地汚い行為は許されるべきではないし、信じられない」
キリオスは、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)のリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)戦で、第2セットを捨てたようなプレーをみせたことから、批判を浴びていた。また、同大会では審判ともトラブルを起こしている。
ワウリンカに対する問題発言について、キリオスは試合後に「ちょっと反応しすぎじゃないかな。試合の真っただ中で、よく分からないけど、口から出てしまったんだ」と釈明していた。(c)AFP/Scott WILLIAMS