【8月14日 AFP】(記事更新)テニス、ロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2015)は13日、男子シングルス3回戦が行われ、オーストラリアのニック・キリオス(Nick Kyrgios)は、5-7、3-6で大会第16シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)に敗れた。また、前日の試合でスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を中傷するような発言をしたことを謝罪したとともに、不適切な行動に対する罰金1万ドル(約124万円)を科された。

 20歳のキリオスは2回戦の途中、ワウリンカに背を向けて「悪いが言わせてもらうよ」と口を開くと、ワウリンカの「恋人」が、同じくオーストラリア勢の友人タナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis)と関係を持っていたと発言。これがコート上のマイクに拾われた。30歳のワウリンカは、今年の初めに離婚すると、女子テニスのドナ・ヴェキッチ(Donna Vekic、クロアチア)との交際がうわさされていた。

 キリオスは罰金処分を受けた後、「この場を借りて、昨晩のスタン・ワウリンカ戦での発言を謝罪したい」とフェイスブック(Facebook)に投稿した。

「あの発言は、試合の真っただ中でつい出てしまったもの。僕たちのレベルでは許されることではない」

「個人的にも謝罪しているが、公の場でも謝罪の言葉を述べたい。自分の行動について全責任を負い、あの行いを悔やんでいる」

 男子プロテニス協会(ATP)は、その場で判断できる最大額1万ドルの罰金を科したものの、これから「事件を整理して、さらなる処分が科される可能性もある」としている。

 キリオスは、今シーズンすでに約75万ドル(約9300万円)の賞金を手に入れている。