マリナーズは3回、フランクリン・グティエレス(Franklin Gutierrez)の二塁打、ロビンソン・カノ(Robinson Cano)の安打と二連続適時打で2点を先行すると、4回には捕手ヘスス・スクレ(Jesus Sucre)の適時打で加点した。

 岩隈は3回までオリオールズ打線を完全に抑えたものの、4回に1番のマニー・マチャド(Manny Machado)に四球を与えた。さらに二死としたところで4番クリス・デービス(Chris Davis)を四球で塁に出した岩隈だったが、指名打者の5番ジミー・パレデス(Jimmy Paredes)を三振に仕留めた。

 そこからさらに10打者を連続で退けた岩隈は8回の先頭打者に四球を与えたが、ケイレブ・ジョセフ(Caleb Joseph)を併殺に仕留めてこのイニングを終えた。

 そして、迎えた9回にはチームメートが岩隈をもり立てた。

 三塁手カイル・シーガー(Kyle Seager)がファウルゾーンのフェンス際で肩越しに飛球を捕球し一死とすると、続くマチャドは内野ゴロで二死。最後はゲラルド・パラ(Gerardo Parra)を中飛に打ち取った。

 岩隈はまた、ア・リーグでは2012年8月のタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)戦でチームメートのフェリックス・ヘルナンデス(Felix Hernandez)が完全試合を達成して以来となるノーヒッターを達成している。

 今季の大リーグでは、サンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)のクリス・ヘストン(Chris Heston)、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)のマックス・シャーザー(Max Scherzer)、フィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)のコール・ハメルズ(Cole Hamels)が同記録を達成している。(c)AFP