【8月11日 AFP】米グーグル(Google)は10日、検索などの部門を子会社として傘下に置く新しい親会社「アルファベット(Alphabet)」の設立による経営組織刷新を発表した。新会社の最高経営責任者(CEO)には、グーグルのラリー・ペイジ(Larry Page)現CEOが就任する。

 ペイジ氏のこの突然の発表によると、アルファベットがグーグルのリサーチ部門「Xラボ(X Lab)」、投資部門「グーグル・ベンチャーズ(Google Ventures)」、健康・科学部門に加え、検索部門の「グーグル」を傘下に収めるという。「グーグル」CEOには、現上級副社長のスンダル・ピチャイ(Sundar Pichai)氏が就任する。

 ペイジ氏によると、上場企業はグーグルからアルファベットに引き継がれる。グーグルの全株式が自動的にアルファベット株として移管され、権利変更もないという。これによりグーグルは、アルファベットの完全子会社になる。

 セルゲイ・ブリン(Sergey Brin)氏とグーグルを共同創業したペイジ氏は声明で、「わが社は好調だが、よりクリーンでより説明責任が果たしやすくなると思う」と述べた。(c)AFP