【8月10日 AFP】(一部更新)台風13号(アジア名:ソウデロア、Soudelor)は8日夜に中国東部に上陸し、国営メディアによると10日までに17人が死亡、5人が行方不明になっている。一部地域では、過去100年で最多の降水量を記録したという。

 新華社(Xinhua)通信によると、浙江(Zhejiang)省の温州(Wenzhou)とその近郊では8日夜、豪雨による土砂崩れや家屋の倒壊が相次ぎ、12人が死亡。隣接する麗水(Lishui)でも2人が死亡した。

 一方、福建日報(Fujian Daily)によれば、福建(Fujian)省の寧徳(Ningde)で土砂崩れのため3人が死亡、洪水で1人の行方が分からなくなっているという。

 9日午後までに浙江省で158万人に影響が出ており、報道によれば直接的な経済的損失は浙江、福建の2省で計80億元(約1600億円)に上るとみられる。

 また、近くの温城(Wencheng)では、8日夜に台風が上陸してから24時間の降水量が過去100年で最多の645ミリに達したという。(c)AFP