【8月7日 AFP】サウジアラビア南部アシール(Asir)州の州都アブハ(Abha)の特殊部隊本部内にあるモスク(礼拝所)で6日、イスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」が自爆攻撃を行い、15人が死亡した。同国内務省が発表した。

 イスラム教スンニ派(Sunni)が多数を占めるサウジアラビアでは最近、ISによる攻撃が相次いでいる。アシール州は内戦状態に陥っているイエメンとの国境に近い。内務省によると、攻撃は正午の礼拝の最中に発生したという。

 当局者らによると、死亡した15人のうち12人が警察特殊部隊(Special Weapons and TacticsSWAT)の隊員で、残る3人は本部職員。さらに7人が負傷した。

 サウジアラビアの治安部隊が標的となった攻撃の中ではここ数週間で最多の死者を出したこの事件について、ISの傘下組織「ヘジャズ州(Al-Hijaz Province)」がインターネット上に犯行声明を出し、「数日以内にアラビア半島の暴君ら」に対する新たな攻撃を仕掛けると宣言した。

 ISはシーア派(Shiite)を異端視している。サウジアラビアなどのスンニ派湾岸諸国は昨年、米主導の有志国連合に参加し、シリアのISに対する空爆を行っている。以来サウジ内では、報復攻撃が行われる懸念が生じている。(c)AFP