【8月3日 AFP】第16回世界水泳選手権(16th FINA World Championships)は2日、ロシアのカザニ(Kazan)で飛び込み競技の最終日が行われ、中国は今大会の同競技で獲得した金メダルの数を10に伸ばした。

 今大会の飛び込み競技における中国勢は、13種目中10種目で優勝した。金メダルの獲得数だけでいえば、10種目で10個の金メダルを獲得した2011年大会の成績に並んでいる。

 中国はこの日、王涵(Wang Han)/楊昊(Yang Hao)組が339.90点で混合シンクロ3メートル板飛び込み決勝を制すと、邱波(Qiu Bo)は男子10メートル高飛び込みで優勝した。

 混合シンクロ3メートル板飛び込みでは、カナダのジェニファー・アベル(Jennifer Abel)/フランソワ・イムボー・デュラ(Francois Imbeau-Dulac)組が317.01点を記録し、銀メダルを獲得した。

 女子1メートル板飛び込みで金メダルに輝いたタニア・カニョット(Tania Cagnotto、イタリア)は、パートナーのマイコル・ベルゾット(Maicol Verzotto)とのペアで315.30点を記録し、銅メダルを獲得している。

 一方、男子10メートル高飛び込みでは、前回王者の邱波が587.00点を記録し、同競技でメダルを4個獲得した初めての男子選手となった。2009年大会で銀メダルを手にした邱波は、2011年と2013年大会で金メダルに輝いている。

 560.20点を記録した米国のデービッド・ボウディア(David Boudia)が3大会連続となる銀メダルを獲得すると、英国のトム・デイリー(Tom Daley)は537.95点で3位に入り、今大会2つ目のメダルとなる銅メダルを手にした。(c)AFP