【8月2日 AFP】男子テニス、アトランタ・オープン(BB&T Atlanta Open 2015)は1日、シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのジョン・イズナー(John Isner、米国)は4-6、6-2、7-5で米国のデニス・クドラ(Denis Kudla)を下して、大会3連覇に王手をかけた。

 イズナーは25本のサービスエースを決めると、9回のブレークチャンスのうち3つをものにして、同胞のクドラを退けた。

 もう一方の準決勝では、第5シードのマルコス・バグダティス(Marcos Baghdatis、キプロス)が6-7、6-3、7-6で第7シードのギル・ミュラー(Gilles Muller、ルクセンブルク)に勝利し、決勝進出を決めている。

 まだツアー優勝がない世界ランク94位のクドラは、第1セットのブレークで4-3のリードを奪うと、40分足らずでこのセットを先取した。

 後がなくなったイズナーは第2セットで一気に調子を上げ、9本のサービスエースをたたきこむと、クドラのサービスゲームを2回ブレークした。

「試合が進むごとに強さを増した」と自分のプレーを振り返ったイズナーは、第3セットのサービスゲーム6つで、わずか6ポイントを落とすにとどまると、「第1セットでは調子が良くなかった。息切れしていた」と序盤の不調を明かしている。

 イズナーと練習することもある22歳のクドラは、イズナーのサーブの威力に違いを感じたようだ。

「徐々に全力で打てるようになっていた。最初は様子見をしていたみたいだから、僕もラケットを当てることができた。(時速)225キロに達するとき、それができなくなる」

 シーズン3度目の準決勝でプレーしたバグダティスは、2011年のマレーシア・オープン(Malaysian Open, Kuala Lumpur 2011)以来の決勝進出を果たした。

 30歳のバグダティスは、2010年のアピア国際(2010 Apia International Sydney)を最後にタイトルから見放されている。(c)AFP