【7月31日 AFP】約1年後に迫った2016年リオデジャネイロ五輪のメーンスタジアムでは、開幕直前まで作業員が仕上げの作業を行っているかもしれない―それでも、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は、この大会が世界を圧倒するだろうと述べた。

 ちょうど開幕まで1年のカウントダウンとなる8月5日にリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)を訪れる予定となっているバッハ会長は30日、問題に見舞われている準備作業は時間内に完了するだろうと自信をのぞかせた。

「一秒も無駄にはできない」とバッハ会長は言う。

「開会式のためにマラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)を訪れたとき、もしかしたらスタジアムの仕上げの作業を行っている最後の作業員たちと握手を交わし、お礼を言えるかもしれない」

「しかし、スタンドに入れば、ブラジルの人々の熱狂や歓待に圧倒されることになると私は確信している」

「大会組織委員会は、毎日作業しなければならないという残されたチャレンジを理解している。そういった精神でブラジルは作業を進めている」と、自信の根拠を示した。(c)AFP