【7月29日 AFP】北朝鮮の主要な衛星発射場の改修工事が完了したとみられることが、新たな衛星画像から明らかになった。今年10月の朝鮮労働党創設70周年の大規模祝賀行事に合わせて、長距離ロケットの打ち上げを行うのではとの臆測が出ている。

 米ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)の米韓研究所(US-Korea Institute)は29日、新たな画像の分析により、今年春に開始された「西海衛星発射場(Sohae Satellite Launching Station)」の工事が完了したことが示されたと発表した。

 同研究所のウェブサイト「38ノース(38 North)」に掲載された分析によると、10月10日の朝鮮労働党の創設70周年を記念し、長距離ロケットの発射を行う準備が進んでいるとの臆測がさらに飛び交った。

 北朝鮮のチャン・イルフン(Jang Il-Hun)国連大使が28日に珍しく記者会見を行い、「盛大な」祝賀の一環として10月に打ち上げ実験が行われる「可能性は排除」できないと語った。(c)AFP