ペルーの孤立先住民族、食料など求めて外部の村民と接触
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【7月28日 AFP】ペルーで孤立した生活を送ってきた先住民が週末、食料や必需品を探し求めて、アマゾン(Amazon)盆地の村民と接触したと、リマ(Lima)の地元紙が27日、報じた。
村民が撮影した動画は、マドレデディオス(Madre de Dios)川の土手でマシコ・ピロ(Mashco-Piro)の人々が村民と接触する様子を捉えている。
「村民の代理人は、先住民の言葉でコミュニケーションを取るのに成功し、彼らと20分以上、会話をした」と、リオデマドレ(Rio de Madre)地方の先住民グループ連盟の代表は、ペルー紙コメルシオ(El Comercio)紙に話している。
同連盟の代表によれば、マシコ・ピロの人々は、キャッサバやオオバコ、マチェーテと呼ばれるナイフのような道具、ロープなどを欲しがり、川岸に沿って平和的に撤退したという。
動画は、村民がマシコ・ピロの人々と会話し、食べ物を手渡す様子を映している。
マシコ・ピロの人々が孤立した生活を送るジャングルから姿を現し、外部の村民と接触したのは、今月23日以来、2度目。彼らは、森林伐採によるストレスを受けているのではないかという懸念を生んでいる。(c)AFP