伊デザイナー、エリオ・フィオルッチ死去 80歳
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【7月27日 MODE PRESS】イタリア出身デザイナーのエリオ・フィオルッチが20日、ミラノ(Milan)の自宅で死去しているのが見つかった。80歳だった。地元ANSA通信は、ストレッチデニムの開発で最も知られるブランド「フィオルッチ(Fiorruci)」を創設したエリオの死因について、急病によるものだったと伝えている。
エリオがミラノで同ブランドを立ち上げたのは1967年。当初は主に、60年代の英ロンドン(London)で流行したモッズファッションにインスピレーションを受けたアイテムを販売していた。ある時旅行でイビザ(Ibiza)島を訪れ、ぬれたジーンズが女性の体にぴったりと貼り付いた様子を見て、女性の脚線美を強調する効果を再現できないかとストレッチデニムのアイデアを思い付いたという。
エリオのストレッチデニムは70年代に大ヒット。米ニューヨーク(New York)の59丁目にもブティックをオープンした。カット(Cut)誌によると、手頃な値段のデニムやトレードマークの天使があしらわれたTシャツなどを求めて、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)やエリザベス・テイラー(Elizabeth Taylor)、シェール(Cher)らも買い物に訪れていたという。
後に市内中心部に移転したこのブティックは、新人アーティストをサポートする場所という意味合いを持つようになった。DJとデザイナーのデュオ、アンドリュー・アンドリュー(Andrew Andrew)も、同店をデビューの足がかりとしたアーティストのうちの一組だ。
1990年、エリオは「フィオルッチ」を日本の「エドウィン・インターナショナル(Edwin International)」グループに売却。全盛期には年間1500万ドル(約19億円)以上の売り上げを誇っていたとされるミラノ本店も2003年に閉鎖し、新ブランド「ラブ・セラピー(Love Therapy)」を創設していた。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS