【7月28日 AFP】第16回世界水泳選手権(16th FINA World Championships)は27日、ロシアのカザニ(Kazan)で男子1メートル板飛び込み決勝が行われ、中国の謝思揚(Xie Siyi)が合計485.50点で金メダルに輝いた。

 2013年大会覇者のイリヤ・クバシャ(Illya Kvasha、ウクライナ)は合計449.05点で銀メダル、米国のマイク・ヒクソン(Mike Hixon)が428.30点で銅メダルを獲得した。

 中国勢は現在、今大会の飛び込み競技で全勝しており、この同種目では大会5連覇を達成している。そして過去9大会では8回目の同種目制覇となった。

 19歳の謝は、「金メダルを獲得できるなんて思ってもいなかった。板飛び込みを始めてから約6か月だったので、初めての世界水泳でメダルを獲得できれば十分だと思っていた」と喜んだ。

「2014年に右足首を骨折する前までは高飛び込みの選手だった。そのけがで、今年の初めに板飛び込みに転向しなければならなかった」

「次の混合団体では、五輪覇者の陳若琳(Chen Ruolin、チェン・ルオリン)と一緒にベストを尽くす」

 2011年上海大会で飛び込み全10種目を制覇した中国勢は、今大会でも現在まで全種目で金メダルを獲得している。

 25日には、女子シンクロ3メートル板飛び込みで呉敏霞(Wu Minxia)/施廷懋(Shi Tingmao)組、混合シンクロ10メートル高飛び込みで、17歳ペアの司雅杰(Si Yajie)/台暁虎(Tai Xiaohu)組が金メダルに輝いた。

 また、26日には男子シンクロ10メートル高飛び込みの決勝で除艾森 (Chen Aisen)/林躍(Lin Yue)組が金メダルを獲得している。(c)AFP