【7月27日 AFP】女子ゴルフ米国ツアー、マイヤーLPGAクラシック(Meijer LPGA Classic 2015)は26日、米ミシガン(Michigan)州グランドラピッズ(Grand Rapids)のブライズフィールドCC(Blythefield Country Club)で最終日が行われ、レクシー・トンプソン(Alexis 'Lexi' Thompson、米国)が通算18アンダーで逆転優勝を飾った。

 KPMG女子PGA選手権(KPMG Women's PGA Championship 2015)で単独3位に入った実績を持つトンプソンは、最終ラウンドで6つスコアを伸ばし、ツアー通算5勝目を挙げた。

 初開催だった昨年大会(Meijer LPGA Classic 2014)では、イ・ミリム(Mirim Lee、韓国)が、通算14アンダーで並んだ朴仁妃(Inbee Park、パク・インビ、韓国)とのプレーオフを制して優勝しており、トンプソンはこのスコアを4打上回った。

 2位に4打差をつけて、首位で最終日を迎えたリセット・サラス(Lizette Salas、米国)だが、ここから1ストロークを伸ばすにとどまり、この日を7アンダーとしたジェリーナ・ピラー(Gerina Piller、米国)と並ぶ通算17アンダーの2位タイに終わった。

 通算15アンダーの4位タイには、クリス・タムリス(Kris Tamulis、米国)と柳簫然(So Yeon Ryu、ユ・ソヨン、韓国)が並んでいる。

「一日中、自分のゲームに集中したというだけ」と語ったトンプソンは、8バーディー2ボギーを記録し、最終18番は短いパーパットで締めくくった。

「自分のゲームに集中して、ショット前のルーティンを守り、ショット間は楽しんだ。今日の6アンダーは、そのおかげだと思います」

 トンプソンはこの日、7番までに4バーディー1ボギーを記録して一気にスコアを変動させると、8番のバーディーで首位に躍り出る。

 16番までに最大3打のリードを奪ったトンプソンだが、17番でボギーをたたき、同ホールでサラスがバーディーを沈める。サラスとピラーが1打差に迫っていたものの、トンプソンは最後までこの打差を守り切った。

 トンプソンは、最近取り組んでいるメンタルトレーニングが、浮き沈みの激しいラウンドで自分を支えたと語っている。

「毎日24時間ゴルフコースで悩むのではなく、リラックスして楽しむことを教えてくれた。本当に助けになりました」

 それでもトンプソンは、スコットランド(Scotland)で開催される全英リコー女子オープン(RICOH Women's British Open 2015)に向けて、喜びに浸っている時間はない。昨年のクラフト・ナビスコ選手権(Kraft Nabisco Championship 2014)を制しているトンプソンは、この大会でメジャー2勝目を目指す。(c)AFP