【7月26日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)が獲得に乗り出したと報じられた、ドイツ・ブンデスリーガ1部のVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)に所属するケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)だが、ボルフスブルクのディーター・ヘッキング(Dieter Hecking)監督は25日、クラブに正式オファーは届いていないと明かした。

 ベルギー代表で現在24歳のデ・ブルイネは昨季、ボルフスブルクで最多アシストの記録を更新するなど大車輪の活躍をみせ、チームはブンデスリーガ1部を2位で終え、さらにはドイツカップ(German Cup 2014-15)制覇を果たした。

 報道によると、シティはかつてチェルシー(Chelsea)に在籍していたデ・ブルイネの獲得に、5000万ポンド(約96億円)前後という巨額の移籍金を投じる予定だとされている。

 ボルフスブルクは現在、アーセナル(Arsenal)の本拠地エミレーツ・スタジアム(Emirates Stadium)で開催中のエミレーツカップ(Emirates Cup 2015)参戦のため、英ロンドン(London)に滞在している。

 デ・ブルイネの代理人であるパトリック・デ・コスター(Patrick De Koster)氏もすでに現地入りし、この週末、シティのフットボール・ディレクターを務めるチキ・ベギリンスタイン(Txiki Begiristain)氏と交渉を行うと伝えられている。

 しかし、ヘッキング監督はエミレーツカップのビジャレアル(Villarreal CF)戦後にインタビューに応じ、シティからの正式オファーは届いていないと断言した。この試合でデ・ブルイネは60分ほどプレーしたが、チームは1-2で敗れている。

 ヘッキング監督は、「ボルフスブルクに正式オファーはない。ケビンとの関係はすごくいいし、ほかに言えることもない」とコメントした。

「ここに来たのは、契約について話すためではない。(契約解除の)条項は(デ・ブルイネの契約には)ないが、だからなんだって言うんだ。マンチェスター・シティからのオファーはない。シティだけではなく、どこからもだ」

 それでもヘッキング監督は、8月16日の新シーズン開幕戦、フランクフルト(Eintracht Frankfurt)との試合が徐々に近づくなかで、デ・ブルイネの移籍のうわさに、気が気でない思いを抱えていることは認めている。

「もちろん、問題が決着してくれればうれしい。去年は非常にいいシーズンが送れたが、そのなかでケビン・デ・ブルイネは大きな役割を果たしていた」

「うわさをおしまいにしたい。もちろん、メディアにとっては最高においしいネタだろうが、指揮官である私は、チーム作りに集中しなくてはならないんだ」

(c)AFP