【7月20日 AFP】2015ツール・ド・フランス(2015 Tour de France)は19日、第15ステージ(マンドからバランス、183キロメートル)が行われ、ロット・ソウダル(Lotto Soudal)のアンドレ・グライペル(Andre Greipel、ドイツ)が今大会ステージ3勝目を挙げる「ハットトリック」を達成した。

 落車の影響で左膝を3針縫ったグライペルだが、ゴールスプリントでチーム・ジャイアント・アルペシン(Team Giant-Alpecin)のヨーン・デーゲンコルプ(John Degenkolb、ドイツ)、カチューシャ・チーム(Katusha Team)のアレクサンダー・クリストフ(Alexander Kristoff、ノルウェー)、ティンコフ・サクソ(Tinkoff-Saxo)のペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)をかわし、トップでフィニッシュした。

 総合首位に立つチームスカイ(Team Sky)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)は、メーン集団でゴールし、2位につけるモビスター・チーム(Movistar Team)のナイロ・キンタナ(Nairo Quintana、コロンビア)とのタイム差を維持した。

 第7ステージのスプリント勝負を制したエティックス・クイックステップ(Etixx-Quick Step)のマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)は、ステージ開始前に、集団スプリントでのフィニッシュを予言していた。

 予言は的中したものの、30歳のカヴェンディッシュは、スタート直後に上りが設定されたコースの10キロ地点で後れを取り、このまま勝負には加わらず23人のグルペットを形成した。

 残り30キロで9人の逃げ集団が崩れると、グライペルは自分にとって有利な展開に勝負を持ち込み、残り250メートルで加速を開始した。

 クリストフを後ろにつけたデーゲンコルプは完璧な位置取りでこれを追うも、両選手はグライペルをとらえることができず、サガンもスプリントを開始した地点が遅かったため、4位に甘んじた。それでもサガンは、マイヨ・ヴェール(ポイント賞)をキープしている。

 すでに第2ステージと第5ステージを制していたグライペルは、この勝利で2012年大会(2012 Tour de France)に並ぶ区間3勝を記録し、ツールでの戦績を通算9勝に伸ばした。

 シャンゼリゼ(Champs-Elysees)での最終ステージまでにはあと1週間あることから、「ロストック(Rostock)のゴリラ」ことグライペルは、この記録をまた塗り替えるかもしれない。(c)AFP