【7月16日 AFP】男子ゴルフのトム・ワトソン(Tom Watson、米国)は、最後の出場となる米国ツアーメジャー第3戦の第144回全英オープン(The 144th Open Championship)で、「終わり」を迎えるというよりも、キャリアを築き上げた同大会の扉を再び開く余地を残している。

 65歳のワトソンは、大会主催者の招待による特別枠で通算38回目の全英に出場し、アーノルド・パーマー(Arnold Palmer)氏、ゲーリー・プレーヤー(Gary Player)氏、そして同選手が「史上最高のプレーヤー」と称するジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏ら名選手に続き、セントアンドリュース(St Andrews)のオールドコース(The Old Course)にある有名なスウィルカン橋(Swilcan Bridge)で最後の足跡を刻む。

 ワトソンの全英通算5勝は、すべてゴルフの聖地セントアンドリュースで成し遂げたものではないものの、同大会の最後を飾るには絶好の場所といえる。

 しかし、ワトソンの充実感には寂しさも潜んでいる。

 第1ラウンドを控えたワトソンは、「これで最後なんて残念だ。1か月前にまるで終わりを迎えるようだと話したが、ここでフィナーレを飾る」と語った。

 ワトソンは、1975年のカーヌスティ・ゴルフリンクス(Carnoustie Golf Links)、1977年のターンベリー(Turnberry)、1980年のミュアフィールド(Muirfield)、1982年のロイヤル・トルーン(Royal Troon)、そして1993年のロイヤル・バークデール・ゴルフクラブ(Royal Birkdale Golf Club)で全英制覇を成し遂げたことで、常にその名をとどろかせてきた。

 大勢の先駆者と同じように、ワトソンはキャリア最初の数年間はリンクスを大の苦手としており、英国の海辺のコースで勝利を収めることは格別であり、技術が必要だという教訓を得た。