【7月13日 AFP】インドネシアの人気観光地バリ(Bali)島で12日、火山の噴火の影響で空港がこの数日間で2度目となる閉鎖を余儀なくされ、足止めされていた観光客らに再び災難が降りかかった。

 数週間前から噴火していたインドネシア・ジャワ(Java)島のラウン山(Mount Raung)の噴煙のため、観光シーズンの最中の9日、毎年数百万人の外国人観光客が訪れるバリ島やその他4か所の空港が閉鎖された。バリ島の空港は、噴煙が遠のいたため2日後の11日に再開した。

 ところが同国政府によると、噴煙が戻ってきたためバリ島の空港は12日の朝、再び閉鎖された。噴煙は午後には移動し、2度目の閉鎖は数時間で終わった。

 インドネシア運輸省のJ.A.バラタ(J. A. Barata)報道官はAFPの取材に対し、「正常な運航が全面的に再開したが、噴煙を避けるため航空機の発着は空港の西側から行う」と語った。(c)AFP/Gde Putra Wicaksana