シュバインシュタイガー、マンチェスター・ユナイテッドに移籍
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【7月12日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は、同国代表の主将バスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)がイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に加入すると発表した。
バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長は、2002年からバイエルンに在籍し、536試合に出場した30歳のシュバインシュタイガーの移籍でユナイテッドと合意に至った明かした。移籍金は非公表となっているものの、独紙ビルト(Bild)は1800万ユーロ(約24億6000万円)から2000万ユーロ(約27億4000万円)になると報じている。
シュバインシュタイガーはすでに景色を変えたいとクラブ側に伝えており、大きな成功を収めたバイエルンでのキャリアに終止符を打つことになった。ユナイテッドとの契約は3年間で、メディカルチェック終了後に正式加入となる。
ルンメニゲ社長は、「金曜日(10日)にバスティアンと私は真剣な会話を交わした。彼は、自身のキャリアを考えており、新たな挑戦をしたいと申し出た」と明かした。
「何とかして欲しいと頼まれ、マンチェスター・ユナイテッドとバイエルン・ミュンヘンは移籍金で合意に至った」
「バイエルン・ミュンヘンにとどまるよう説得していたが、(ユース時代も含めて)17年間われわれとともにいる中で、新たな経験を積みたいという思いは私もしっかりと理解した」
「彼は(バイエルンのサポーターの中で)、『サッカーの神』のニックネームで呼ばれている。サポーターがそうやって選手を認識することはまれだ」
「とはいえ、キャリアというのはある時点で終わりを迎える。そして、今われわれは彼の進路変更を世話することを求められた」
英国メディアはシュバインシュタイガーのユナイテッドでの週給が14万ポンド(約2700万円)で、年換算では720万ポンド(約13億7000万円)になると報じており、これは現在バイエルンから受け取っている1000万ユーロ(約13億7000万円)と同様の年俸となる。
ユナイテッドもクラブの公式ホームページで、同クラブが初めてドイツ人選手を迎えることを声明で発表している。(c)AFP