【7月10日 AFP】インドネシアで10日、ジャワ(Java)島のラウン山(Mount Raung)の噴火の影響で、人気観光地のバリ(Bali)島の空港など5つの空港が閉鎖された。約350便が欠航し、数千人の観光客らが足止めされている。

 インドネシア運輸省によると、火山灰の影響で9日夜から閉鎖されている空港の中には、人気観光地のロンボク(Lombok)島の国際空港も含まれる。

 バリ島は観光シーズンの真っ最中だ。イスラム教徒が大半を占めるインドネシアで少数派のヒンズー教徒が暮らすバリ島には、ヤシの木が並ぶビーチを目指して毎年数百万人の外国人観光客が訪れる。

 バリの空港の国際線ターミナルを取材したAFP記者によると、約1000人が国際線ターミナルで足止めされており、中には空港職員に情報を求めたり、床で仮眠をとったりする人も見られた。(c)AFP/Gde Putra Wicaksana