【7月10日 AFP】2015ツール・ド・フランス(2015 Tour de France)は9日、第6ステージ(アブヴィルからルアーブル、191.5キロメートル)が行われ、エティックス・クイックステップ(Etixx-Quick Step)のズデネク・シュティバル(Zdenek Stybar、チェコ)が優勝を飾ったものの、イエロージャージー(マイヨ・ジョーヌ)をまとったチームメートのトニー・マルティン(Tony Martin、ドイツ)が最後の1キロで落車し、チームとしては複雑な状況になった。

 マルティンは、終盤のスプリント勝負にそなえてマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)のアシストに徹していたが、最後の上りでよろめくと、前回覇者であるアスタナ(Astana Pro Team)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)らを巻き込みながらクラッシュした。

 マルティンは、舗装された路面の上に倒れながら肩をつかむ仕草を見せ、最後のゴールラインを越えるときも、チームメートの助けが必要なほどだった。

 落車をくぐり抜けた先頭集団の中で、シュティバルは他選手を振り切ってステージ優勝を飾った。ティンコフ・サクソ(Tinkoff-Saxo)のペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)が、スプリントで2位に続いている。

 サガンは、今大会で3度目の2位フィニッシュを経験し、ここ数年間で何度も上位に食い込んでいるものの、2013年大会(2013 Tour de France)の第7ステージから優勝に見放されている。

 クラッシュには約10人が巻き込まれたが、ゴール手前3キロ以内で起きた落車の場合、元々その選手が加わっていた集団と同じタイムが与えられる決まりになっている。

 マルティンは、後に鎖骨が折れていたことが明らかになり、総合首位のマイヨ・ジョーヌは、第7ステージでスカイ(Sky Pro Cycling)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)の手に渡るとみられる。(c)AFP