【7月8日 AFP】財政緊縮策に反対というギリシャ国民投票の結果を受け、欧州連合(EU)は12日に首脳会議を開き、対応を協議することになった。

 7日に行われたギリシャのアレクシス・チプラス(Alexis Tsipras)首相らユーロ圏首脳の緊急首脳会合後、欧州理事会(European Council)のドナルド・トゥスク(Donald Tusk)常任議長(EU大統領)は、新たな金融支援に向けた第一歩として、ギリシャ政府は詳細な改革案を9日までに提出することになったと述べた。

 改革案を12日のEU首脳会議で検討し、瀕死状態のギリシャ経済を救うか、それとも運命の手にゆだねるかを決定する予定だ。トゥスク氏は「私は声を大にして言わねばならない──最終期限は今週終わる」と述べ、ギリシャが新たな救済策に合意してユーロ圏離脱を回避する最後の期限だという見方を示した。(c)AFP/Danny KEMP