【7月6日 AFP】(一部更新、写真追加)イラクの首都バグダッド(Baghdad)東部のラシード(Rasheed)空軍基地近くで6日、同国軍のスホイ(Sukhoi)戦闘機から「技術的な問題」により落下した爆弾が爆発し、少なくとも8人が死亡、17人が負傷した。当局が明らかにした。

 治安当局のサード・マーン(Saad Maan)准将は声明で、「爆弾1発が技術的な問題により動かなくなり、(戦闘機が)基地に帰還する途中、バグダッド・ジャディダ(Baghdad Jadida)地区にある住宅3棟に落下した」と述べた。

 国防省の声明によると、戦闘機はイスラム過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」に対する空爆作戦で、爆弾投下を6回にわたり試みたものの失敗。だがバグダッド上空を飛行中に、爆弾の固定装置が緩んで落下してしまったという。

 イラクは昨年、同国の広範囲を制圧したISに対する戦闘のため、ロシアとイランからスホイ25(Su-25)の提供を受け、未熟な空軍力の増強を図っていた。(c)AFP